中国青海省地震で被災した青海省玉樹チベット族自治州玉樹県の震災対策本部は20日までに、地震による死者がさらに増えて2039人になったことを明らかにした。中国メディアが伝えた。行方不明者は195人で、死者・行方不明者の合計は2234人に増えた。
地震の負傷者は重傷の1434人を含め1万2135人となった。中国政府は20日、地震発生から丸1週間となる21日に全国で哀悼活動を行うと発表した。哀悼日には、犠牲者を悼むため全国で半旗が掲げられ、娯楽イベントも自粛される。哀悼活動に伴い、救援活動から被災地の復旧と被災者の生活再建に重点を移す方針だ。
被災地では人民解放軍と武装警察部隊を中心とした計1万7000人以上の救援部隊が捜索範囲を広げて救助活動を続けているが、犠牲者はさらに増えるとみられる。
中国では死者・行方不明者が8万7000人を超えた2008年5月の四川大地震でも、政府が丸1週間目から3日間を「全国哀悼日」と定め、犠牲者を弔った。今回も当時にならい、政府機関や在外公館などで半旗を掲げ、公共の娯楽活動を自粛するとしている。
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